福井県の長期ビジョン

一昨年が明治150年、そして昨年年号が令和に変わり新しい天皇が即位された。国際情勢はアメリカのトランプ大統領の出現により大きく変化し始めている。さらに 地球温暖化の現象が世界各地に起こり、災害が多発している。大きな変化が起こりつつある。
時代が変わる時には同じような変化が同時に起きるものである。

さて 日本の立つ位置はアメリカが世界の警察をやめ、一国主義になる中で、アジアとの連携が密になることが予測される。かねてから謳って来た日本海時代が始まる。一方 福井県を眺めれば新しい知事が誕生し、そして3年後には北陸新幹線が敦賀まで延伸する。その後 大阪までの乗り入れが実現すれば新しい基軸が日本海側にできる。日本の人口減少は14年続いて減少しており、昨年は40万人が減少している。福井県の嶺北地方の人口が毎年減少することになる。この現象はさらに大きくなり、大きな都市相当の人口が毎年消えることになるが、全国に振り分けると少しずつ故 ゆでガエルのような現象のようになっている。地方の田舎では大変な現象が起きて、気がついてみたら大きな衝撃となる。

国レベルの人口減少対策として一番大事なことは日本の構造を変えることにある。東京一極集中の構造を変えなければならない。東京一極集中は一番子供が生みにくい環境に多くの若者を集めることであり、人口の減少に歯止めをかけることができない。北陸新幹線を関西に早く乗り入れることが構造を変えることになる。それは関西に新しい極を誕生させて2極化を図ることである。この秋行われる大阪都構想は実現するだろうか?

日本海側に新しい基軸を生み出すことにより太平洋ベルト地帯と言われてきた構造を分散化していくことになる。日本の構造改革である。この沿線は自然も多く残され、農林業なども多く多様な生き方の選択ができる。地球温暖化によって起こることは国の根幹である食料とエネルギーにも大きな影響を与えることである。現状ではどこからでも金さえ出せば何でも手に入ると思われているが、資源の枯渇はそれを許さない。デジタルと言う世界はその上に存在する、確かに便利で早いが、あくまでもツールなのである。その世界は金が支配する。しかし 資源の枯渇はそれを超える。

日本の人口は減っているが世界の人口は増え続けている。各国が食料とエネルギーの自給率を上げバランスの良い国家像を目指さなければならない。日本の政治は国家像よりも拝金主義的かもしれない。その是正をしなければいけないが国会は政略優先でありすぎる。金が残っている間に是正しなければならない。福井県の長期ビジョンは食糧とエネルギーをまず土台とする。食料は農林水産業新しく進化する形でおき、魅力的なものにする。エネルギーは長い間福井が支えてきた原子力の生き詰まり正して、新しい形で世に出すことである。福井の誇る技術力を生かしたものつくりを生かすことにある。100年に一度のチャンスは日本海に北陸新幹線による新しい基軸が生まれ、それに向け中部縦貫など高速体系が作られ、福井に向かっている。しかも 港も整備されアジアに向けて窓は開かれている。

福井県はこれから浮上する要素をたくさん持っている。日本海新時代に向けた新しい構想を持つことが夢につながる。イチかバチかである。県民が健康に楽しく生きる県土が生まれる。

金龍

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