本物の技術

東北大震災から8年が経つ。早く復興されることを祈りたい。震災直後、「原子力の事故が起きてもEM菌を撒けば大丈夫」という言葉を思い出した。EM菌を見出した比嘉教授にEM菌(有用微生物群)で放射能対策をやりましょうと進言した。福島県では現在53か所に基地を設けてEM菌を撒き続けている。放射能対策どころか、有機農産物の基地にしようと比嘉教授は目論んでいる。
田んぼや畑に塩を500Kg撒いて作付けしてEM菌で育て、立派な作物が獲れている。普通であれば、塩害で作物は枯れるが、自然界で元素転換が起きることの証明だ。EM菌の力で原素転換が起きて肥料になるのだ。このことは世界各地にある塩害で作付のできない荒野を農地に転換できることを意味する。
昨年は比嘉教授を鯖江に迎え、善循環の輪と愛媛の野本千壽子さんの講演会を開催して「結界」を学んだ。結界を作って重力波の密度を高めると圃場のエネルギーが高まり、植物の成長が良くなり、動物がそこを避けるようになり、衝撃を跳ね返す。昨年秋 視察に行った金沢の高山さん宅では結界を張って鳥獣害から作物を守っていた。自然界には我々がわからない力が存在する。EM菌の新しい働きが少し見えてきた。
比嘉教授は今年1月、タイのナレスアン大学から名誉博士号を贈られた。韓国の全州大学、中国の栽培漁業センターは比嘉教授と技術提携してEM菌の活用の研究を始めている。世界ではEM菌は認知され活用は広く進んでいる。
私は現在、電源喪失しても自然に停止する絶対安全な小型原子力電池に取り組んでいる。原子力発電所もんじゅが廃炉になり国の原子力政策が行き詰まって、始めて注目される技術である。大量生産・大量消費・大量廃棄の時代の中では絶対に世に出ない本物の技術である。それはEM菌の存在と似ている。
食料とエネルギーは国の根幹、礎である。この二つの技術はやがて表舞台に登場する技術だと思っている。この技術は必ず世界の安定に貢献し、我が国は本物の技術を持つ国として尊敬される。

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