EMの開発者・比嘉教授を迎えて講演会
EM(通称:EM菌)は、環境を汚染しないで、「土」や「水」、「空気」を大事にする微生物たちの共生体のこと。それらは世界140カ国以上で活用され、海や河の水質改善などに広く使われています。今回はその開発者である琉球大学名誉教授・比嘉輝夫(ひが・てるお)氏を迎える講演会を行います。比嘉教授がEMを開発したのは1982年。しかし、着想を得たのはずっと前、九州大学でミカンの研究に携わっていた1968年頃のことでした。ホルモン、微量要素、有機肥料、微生物など、ミカンの品質に良いと思われるあらゆる資材を研究していた過程で微生物の可能性を強く認識。そこから「微生物の組み合わせ」という発想が生まれたのです。比嘉教授は体調の悪化をきっかけに化学物質に頼りすぎる農業のあり方を考え直し、サイドワークだった微生物の農業への有効利用に本腰を入れるようになり、そこから微生物の複合体であるEMが生まれました。今回は比嘉教授に開発までの道のり、EMの有効性などについて語ってもらいます。さらにEMを使った各地の取り組みを報告します。
日時:8月4日(土)12:30 – 16:30
会場:鯖江市響陽会館(鯖江市桜町2-7-1)
会費:500円
講師:比嘉輝夫 = 琉球大学名誉教授