24年前 桝谷ダムの建設によって水道料・工業用水・農業用水の価格が大幅に値上がりすることが懸念されることから、「何とかしないといけない」と県議会議員に立候補して以来、6期24年間 福井県議会に席を置かせていただきました。

その間 福井空港拡張に反対し北陸新幹線の整備に尽力してまいりました。敦賀着工は議長の時、福井駅部着工は副議長の時でした。敦賀以西の延伸の課題は残りますが、来年の春には敦賀まで開業します。福井県にとっては100年に一度のチャンスを迎えています。企業誘致や交流人口の増大を図り、人口減少に歯止めをかけたいと思っています。

 2011年3月11日に発災した東日本大震災で全原子力発電所が停止いたしました。「食料とエネルギーは国の根幹」 ここが揺れると国も揺れると大飯3.4号機の再稼働に議長として取り組みました。原子力エネルギーは気候変動対策やエネルギーの安定供給の上では欠かせません。もんじゅが廃炉となり、核燃料サイクルが行き詰まっています。今日までの技術とは違う安全な革新的小型原子炉を開発して、将来のエネルギーを確かなものにしなければなりません。技術の検証と研究施設の誘致を目的に昨年4月にNPO法人革新的原子炉推進協議会を設立しました。

 このほか 工芸の里構想・越前ものつくりの里構想・デザインセンターのサンドームへの誘致など地場産業の振興、福井豪雨の対応や鞍谷川の改修・河和田地区中山間総合事業、北野―水落線の整備や戸の口トンネルの改修などの課題にも取り組んできました。

今期4年間はコロナが発生し生活スタイルも大きく変化しました。気候変動とウクライナ戦争で食料とエネルギーの争奪戦が世界中で始まろうとしています。県議6期・市議4期の間に培った経験を生かして福井県・鯖江市の発展のため、さらに努力させていただきたいと考えております。

つきましては 4月に行われる県議会選挙に立候補させていただきたく、ご支援賜りますようお願い申し上げます。

2023年1月吉日

福井県議会議員 田中敏幸
鯖江市本町1丁目3-28
0778-53-0660